こんにちは!ダイエットインストラクターのたるとです。
最近よく見かける「低GI値食品」。GI値はダイエットにも取り入れられ、注目されています。でもGI値にはちょっとした欠点があるのです。
そこで今、海外で主流になっているのが「GL値」。
今回はGL値についてお伝えしようと思います。
GI値とは?
GI値(グリセミック指数:Glycemic Index)とは炭水化物や糖質が体内で消化され、血糖に変化するスピードを表したものです。
ブドウ糖100gを摂取した時の血糖上昇スピードを100とし、他の食品の上昇スピードを表します。100に近い値の食品ほど、高いGI値となります。
つまり、低GI値食品を食べれば、血糖値の上昇が緩やかになり肥満につながりにくいという考え方です。
GI値の欠点
GI値には少し欠点があります。その欠点とはGI値には私たちが一般的に食べる1食量が加味されていないということ。
例えばバナナで考えると、バナナのGI値約55というのは、バナナを2本半分食べたときの数値なんですね。
普通1食でバナナ2本半も食べませんよね…
いちごに至っては37個です…
実用的でない部分を感じてしまいますね。
GL値とは?
ということで、登場したのがGL値(グリセミック負荷:Glycemic Load)です。GL値は普段食べている1食の量を想定して数値化したものです。
1人前の食事で、食材ごとの血糖値の上昇具合がわかる数値というものです。GI値より実用的と言えますね。
GL値の計算方法は以下になります。
GL値=食品に含まれる炭水化物の量×GI値÷100
GL値は、以下のように定義されています。
低GL値 |
10以下 |
中GL値 |
11~19 |
高GL値 |
20以上 |
GI値では中・低GI値だったものが、GL値になると高GL値になるものもあります。もちろんその逆もあります。
ですから、あくまでも参考値として活用していただければいいかなと思います。
もちろん糖質は重要な栄養素なので、バランスよく食べることが健康的なダイエットです。ある程度、GI値、GL値が高い食品を把握しておいて意識して食べるようにすれば良いのです。
そうすれば、急激な血糖値の上昇を防ぐことが出来ます。
糖質は、身体のエネルギー源として大切なものです。しかし食べすぎなどで急激に血糖値が上がると、インスリンも多く分泌されます。
インスリンはブドウ糖や脂肪などのエネルギー源を身体に蓄える方向にもっていくホルモンです。血糖値が急激にあがり、加えて消費されるエネルギーよりも多いと、脂肪となって蓄えられ、肥満へと繋がります。
急激な血糖値の上昇を防ぐことで、ダイエットにも健康の維持にも効果が出てきます。
食品のGI値・GL値
食品のGI値・GL値をご紹介します。以下の数値はシドニー大学Glycemic Index Research and GI Newsを参考にしています。
主食 |
|||||
|
品名 |
GI値 |
一食分の量(g) |
糖質量 (g) |
GL値 |
高GI食品 |
白米 |
75 |
150 |
42 |
32 |
食パン |
71 |
30 |
15 |
11 |
|
低GI食品 |
ライ麦パン |
50 |
30 |
13 |
7 |
パスタ |
45 |
180 |
45 |
20 |
|
そば |
46 |
180 |
49 |
22 |
野菜 |
|||||
|
品名 |
GI値 |
一食分の量(g) |
糖質量 (g) |
GL値 |
高GI食品 |
カボチャ(ゆで) |
75 |
80 |
4 |
3 |
フライドポテト |
70 |
150 |
30 |
21 |
|
低GI食品 |
じゃがいも(ゆで) |
49 |
150 |
28 |
14 |
さつまいも(ゆで) |
44 |
150 |
29 |
13 |
|
にんじん(ゆで) |
33 |
80 |
6 |
2 |
間食 |
|||||
|
品名 |
GI値 |
一食分の量(g) |
糖質量 (g) |
GL値 |
高GI食品 |
アイス(バニラ&チョコ) |
80 |
50 |
13 |
10 |
低GI食品 |
チョコレート |
49 |
50 |
28 |
14 |
ぶどう |
43 |
120 |
18 |
8 |
|
りんご |
40 |
120 |
15 |
6 |
|
オレンジ |
40 |
120 |
11 |
4 |
まとめ
GI値、GL値を知ることで、血糖値の上昇を抑え、肥満に繋がりにくい食べ方を知ることが出来ます。制限しすぎると栄養のバランスが悪くなり、健康的なダイエットは出来ないし、ストレスも溜まります。あくまでも目安としてダイエットに取り入れてくださいね。
男の子3人のママ。チャレンジ精神旺盛で、現在、病院勤務(専門職)、ダイエットインストラクター、アロマセラピストなどの資格を活かしてパラレルワーク中。産後、怠っていた自分磨きを再開し、6カ月で13kgのダイエットに成功!