こんにちは!ダイエットインストラクターのたるとです。
「ダイエット」といえば、「食事制限」をイメージする人が多いのではないでしょうか?
しかし、食事制限のみのダイエットは皮膚のたるみを増やす可能性があり、引き締まった体型は作ることが出来ません。それどころか、さらに体型が崩れてしまう可能性もあるのです。
また誤ったダイエットが原因となって摂食障害など健康に害を及ぼすおそれもあります。
今回は、肥満とダイエットについての基礎知識をご紹介します。この記事を読んで健康的な体型作りを始めていきましょう!
肥満とは?
肥満とは体脂肪が過剰に蓄積された状態のことをいいます。体重の数値が高いということではありません。消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスが取れず、余分なエネルギーが脂肪となり体に蓄積された状態のことなのです。
肥満のタイプは2つあります。
- 皮下脂肪蓄積型
主に下半身に脂肪がつきやすく、女性に多い肥満のタイプ。
- 内臓脂肪蓄積型
主に腹部(内臓)に脂肪がつきやすく、男性に多い肥満のタイプ。
内臓脂肪蓄積型は生活習慣病の原因になりやすいため、注意が必要です。しかし、皮下脂肪に比べ、運動や食生活の改善により減少させやすい脂肪です。
肥満の判定にはBMI(Body Mass Index ボディマス指数)が用いられます。
まずはBMIで自分の肥満度と標準体重をチェックして自分の身体状況を把握しましょう。
標準体重はもっとも疾病が少ないBMI22を基準として計算された値とされています。
BMI・適正体重の計算式
- BMI=体重《㎏》÷(身長《m》)2
- 適正体重=(身長《m》)2×22
BMI(kg/m2) | 判定 | WHO基準 |
18.5未満 | 低体重 | Underweight |
18.5-25.0 | 普通体重 | Normal range |
25.0-30.0 | 肥満(1度) | Pre-obese |
30.0-35.0 | 肥満(2度) | Obese class Ⅰ |
35.0-40.0 | 肥満(3度) | Obese class Ⅱ |
40.0以上 | 肥満(4度) | Obese class Ⅲ |
ここで注意したいことが2つあります。
- 筋肉量や骨の質量が多い人はBMIで肥満と判定されることがある。
- 体重は標準だが、体脂肪率が高い「隠れ肥満」ということがある。
上記のことから、身長や体重から算出されるBMI数値だけではなく、体脂肪率もチェックしてみましょう!
肥満のリスクとは?
日本人の場合、BMIの数値が25以上になると生活習慣病のリスクが上がるといわれています。生活習慣病とは、脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病など、生活習慣が原因で発症する疾病の総称です。
特に内臓脂肪蓄積型の肥満は生活習慣病の発生リスクが高くなるとされています。このため、食生活を含めた生活習慣を改善することは、健康のためにも良いのです。
肥満を解消するにはダイエット=生活習慣の改善を!
健康的な身体になるためには、生活習慣の改善をしましょう。
「ダイエット」=「痩せる」という意味で使われがちですが、私は「ダイエット」=「生活全体を見直すこと」と考えます。
食事や運動、その他の生活に関わる全てのことを見直してみてください。
むやみに減量するだけでは引き締まった体型は作ることが出来ません。ある程度脂肪があるうえで筋肉をつけることで引き締まった体型が作れるのです。
誤ったダイエットで健康に害を及ぼすことがないように、適切な食生活と適度な運動で、あなたの理想とする体型作りをしましょう。
まとめ
肥満とダイエットの基礎知識についてご紹介しました。
昨年からのコロナ禍で「在宅ワークが増えて体重が増加した!」「ジムにも行けなくなった!」なんて話も時々耳にします。今までの生活とは違うので、意識しないと自粛のストレスや運動不足で体重が増加してしまうことも…
だからと言って、無理なダイエットは禁物。
ダイエットは健康第一です!バランスのよい食生活と適度な運動が基本ということを理解し、健康的な体型作りを目指しましょう。
男の子3人のママ。チャレンジ精神旺盛で、現在、病院勤務(専門職)、ダイエットインストラクター、アロマセラピストなどの資格を活かしてパラレルワーク中。産後、怠っていた自分磨きを再開し、6カ月で13kgのダイエットに成功!